小春日和
2012年04月01日 00時26分18秒
はいさい!!
小春日和です。
本日は、
OKINAWA DINNING & KITCHIN 安里家‐ASATOYA‐の
ミュージアムスペースから
家系図の紹介です。
1650年の初代安里筑登普寛より十世までが記載されております。
安里家の初代は、「安里筑登之親雲上普寛」、
今から360年前、1650年の生まれになります。
姓は「満」、唐名は「満自謙」です。
名前が2つありますが、
これは琉球王朝独自の文化から来た「姓」の流れがあります。
琉球における「姓」は、
「満姓」と言うように一文字姓であり
「唐名(カラナ)」となるものです。
ちなみに「満自謙」が唐名に当たります。
もうひとつの呼び方は、「安里筑登之親雲上普寛」です。
「○○親雲上(ペーチン)」あるいは
「○○筑登之親雲上(チクドゥンペーチン)」の中にある○○は、
地頭地名(地名)であり、
「親雲上」や「筑登之親雲上」は、「位階」を表します。
この位階は、「譜代」・「新参」あるいは
「筑登之」家・「里之子」家等の家柄によっても異なりますが、
個人の実績・功績等によって王府から与えられました。
このように琉球王朝独自の名前のつけ方、呼ばれ方がありました。
ちなみに琉球王朝には、「系図座」という部署があり、
家系に関することなどを管理していました。
系図に関しては、色々な決まりごとがあります。
中央上に置かれている印鑑は、「首里の印」です。
これが押されることで、
初めて系図もちの家系として認められたようです。
近日中、系図座のお話をお送りいたします。お楽しみに(*´∀`*)